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保田方面クルージング

平成26年7月12日(土曜)~7月13日(日曜)

7月12日 09:00 ベイサイドマリーナ 出港         12日天気図

 昨日の早朝、足早に去った台風8号も温帯低気圧に変わり、朝から気温急上昇。濃い麦茶色をした海水と船が輻輳する東京湾を逃れ、少しでも綺麗で静かな海域へとの思いで、保田方面へ向う。

 夏場は特に汚濁が著しい海水、人口が集中する東京湾という閉鎖性の海域での富栄養化によるものだ。また、大小貨物船や作業船・シャコ取りの底引き漁船・わざわざマリーナ出口付近に陣取る釣人を乗せた遊漁船・引波を立て高速で走るモーターボート・セーリングするヨット等・・船で溢れる。油壺などの相模湾側に立地するマリーナに比べ、近さや経済性では優れるベイサイドマリーナも何か興ざめるものがある。

 観音崎を過ぎ、やっと海も本来の色を取り戻しつつ、私の気分も心持ち良くなる。今日は出港が遅く、風もそう強くなく、距離が稼げないので、やはり保田へ13時入港した。入港後、岩井の先まで往復で約2時間ジョギング。途中、保田の隣の勝山で祭りに出会う。山車 がかなり立派な和船である。祭り自体も結構盛ん。

 この保田には、冬場には見られないモーターボートがこの時期多く入港していた。野島崎などの沖合で、鳥山を見つけメジやキハダを狙う船である。中には船側にジギング用のロッドをずらーと並べている船もある。特徴として、数人の若者で構成している。格好は、サンバイザーと今風のピッタリとしたウェアーに身を包んでいる。たまにTVや雑誌でみるあのスタイルである。皆、高揚感に包まれていて、釣人全般に言えることだが、今日の釣果を興奮気味に話していた。プロの漁師には無い光景である。きっと、いま流行のスポーツなのであろう。

7月13日 05:00 保田漁港 出港              

 三浦半島や横浜に強風警報が出されているが、どんより曇っていて凪である。時間もあるので、ベイサイドへ直行せずに城ヶ島方面へ向う。直観からして、大きく崩れないにしても、突風や雨が降りそうなので、剣崎手前で針路を北に取り、ベイサイドへ向う。東京湾の潮が南流のせいか、三浦海岸の沖当りで既に海は麦茶状態である。空同様心も曇り。ベイサイドマリーナ12:10入港。