|
2024/6/3 |
メンテナンス |
|
この土日は泊りがけでメンテナンスに充てた。先ず空になった2㌔のプロパンボンベを注文していた新品に交換し、プラスチモのジンバル付きのガスコンロの二つあるバーナーのうち左側は点火ダイヤルの使い方も解り、無事点火し湯も沸かせた。右側は左と同じように点火ダイヤルを操作しても着火はするも手を放すと消える。解らない。また今度再挑戦する。
その他、キャビン清掃・甲板洗い・オーニング用ロープ調整・係留索調整・エンジン点検・シンク排水トラップ清掃・コックピットロッカー点検・ヘッド清掃・船底フジツボ落し等..
お隣の32フートの「あぶさんむ」だが、二か月程かけて九州往復をするそうである。奥さんも瀬戸内海から乗るそうで、2日の朝5時にご主人一人で安良里を出航した。ご安航を祈る。 |
|
|
|
|
2024/5/31 |
どうしてVancouver28
|
|
PANTA RHEI Ⅱ は中型の重排水量艇である。マストヘッドのカッターリグ、ロングキールにアウトラダー、細身で重い船体。マストも太くトップまで一人で登れるステップ付き。それぞれを一つ一つ説明するまでもないと思うが、要はシングルまたはダブルで外洋を航行する目的でイギリスの"Northshore
Yacht"が建造した船である。
ヨットには大きく分けて三つの派(乗り方)があるとヨット業界では良く謂われる。レース派・デイセーリング派・ブルーウォーター派。私が思うにレース派とブルーウォーター派には確固たる志向性がある。デイセーリング派には確固たるスタンスや考え方など必要ない。要は朝ハーバーを出て、沖合でお姉さん達とセーリングや酒盛りをして楽しい時間を過ごし、夕方までにハーバーに戻るだけである。但し快楽追求という確固たるものがあるのかも知れないが..
まぁこの派がヨットを含めプレジャーボート人口で一番多いのかもしれない。所詮この世は "色と金" の超パワーボートは正に此れである。
私は三つの乗り方のうち業界で謂う所の "ブルーウォーター派" という事になろうかと思うが、私はヨットマンとは思って居ないので「私の乗り方」と称しておく。外洋に出たいと思う私にとってVancouver28に出会った以上、当然の選択であると申しておく。但し、過去のオナーの使い方により一部の部位に欠陥らしきものを発見し、ここ数年悶々としてきたのであるが、それはそれでと吹っ切れたのである。 |
|
|
|
|
2024/5/25 |
台風1号 |
|
今年も台風発生に憂慮する季節がやって来た。現時点では熱低(TD)ではあるが、ルソン島付近のものが台風1号となって、沖縄、日本列島の南岸を進みそうである。沖縄海域も含め海水温がまだ低いのでそう強くはならないし、気象庁の予測も上陸は無いものと見ている。但し、小さいと言えども台風である。
日本列島の南岸を通過すれば、安良里で吹く風は、東寄りから反時計回りにシフトし、最後は西寄りになるだろうが、安良里の地形上風の影響は抑えられ、且つ勢力がそう大きくないので、船に対する影響は少ないものと思う。
前回調整した係留索で問題無いだろうし、ジブファーラーも非常に強く巻いてきた。台風通過後の6月1日に行く予定なので、また調整をしたいと思う。但し、本格的はスパー台風に備え、ジブファーラーは下ろす事も考える必要がある。
|
|
|
|
|
2024/5/8 |
南紀クルーズ計画 |
|
今年の盆休みは10日(土)~18日(日)の9連休になる企業が多いと思うが、私もこの時期を利用して南紀まで足を延ばそうかと現時点で考えている。
南紀は那智湾に海の駅があるが、初代のパンタレイを大阪から二度目の廻航をした時に利用させて頂き是非に再度お伺いしたいと思い続けていた港である。補陀洛山寺にもお参りをしたい。
安良里からは片道約160哩程度、二昼夜の航程である。那智での滞在を含め、天候調整が有るものと考えると最低でも一週間は必要と考える。
|
|
|
|
|
2024/5/5 |
駿河湾クルーズ |
|
GW後半の3日と4日、安良里から駿河湾を横断し、清水区の折戸マリーナ(富士山羽衣マリーナ)へ一泊で行って来ました。気心の知れた男女4名で和気あいあいとした楽しいクルーズです。富士山頂は煙に包まれがちでなかなか全貌を現わしてはくれませんでしたが、その壮大さは十二分に伝わって来ました。「Cruising Record」
|
|
|
|
|
2024/4/14 |
嫌いな富士
|
|
横浜で生まれ育った私は、富士と言えば「寒波の冬晴れの日」というイメージを持つ。それも少年時代に植え付けられたものである。少年時代、家庭環境が芳しくなく、常に不安が付きまとい特に冬晴の日など不安に加え寂寥感が増幅した。そういう日に西を向けば頂上に冠雪した富士が見えた。はっきり言って富士が嫌いだった。
老人化した今では、少年時代の豊かな感受性はすっかり失われ、富士を見てもさほどの思いも浮かばなくなったのであるが、「富士が嫌い」というしこりは心の奥に残ったままで消えてはいない。
箱根峠を下り三島では裾野まで見ゆる富士、伊豆の山中を過ぎ西伊豆の土肥辺りから駿河湾越しに臨む富士、そのスケールの大きさに圧倒される。横浜の富士は冬のものだが、伊豆では冬でも夏で四季を通して存在する。夏の富士、今後幾度とはなくお付き合い頂くこととなりそうであるが、何か今まで感じていた富士に対する心象風景に変化があるかもしれない。
” 風になびく富士の煙の空に消えて ゆくへもしらぬわが思ひかな ” 「西行」 |
|
|
|
|
2024/4/10 |
今日の安良里 |
|
今日は仮の係留索を本留めのものに交換しに来たが、当然、他にもすべきことが山ほどある。お陰で未明の2時半に起き、8時には安良里に入った。若かりし頃だったら、この時間帯から行動を起こすことに身も心も抗っていたかもしれないが、老人化により案外平気の様だ。次の日の爆睡が楽しみでもある..
山間に淡い色合いのヤマザクラ咲く晴天の安良里
” 敷島の大和心を人とはば 朝日に匂ふ 山桜花 ” 「宣長」
” 春風の花を散らすと見る夢はさめても胸のさわぐなりけり ” 「西行」
|
|
|
|
|
2024/4/8 |
船と爆睡 |
|
齢を重ねると熟睡など望むべくもないが、この十年余りの間で幼少期の様な熟睡をパンタレイが下で、二度体験した。
一度目は、2013年の大阪廻航時に、和歌山の田辺を出港し48時間後に未明の下田港鵜島桟橋に着岸する迄、時化気味・且つ単独航の為一睡も出来なかった。その後、着岸した鵜島桟橋で睡眠を取ろうとしたが、10月であったものの真夏の様な天候で、太陽が昇ると船内が高温になり、眠るなど不可能であった。結局夕方までの60時間、睡眠を取らなかったことになるが、日が落ちてから次の朝4時ころ迄一度も起きることなく熟睡した。
二度目は、先日の西伊豆廻航後である。22日夜自宅に戻った後に、朝6時まで熟睡出来た。
双方ともに尿意を感じることなく、一度も目を覚ますことなく、まさに爆睡である。毎夜の尿意と覚醒は何処に行ってしまったのだろうか? 今はすっかりいつもの状態に戻ったが。
皆様へ、爆睡がしたければ小型船で大海原に出るがよい.. |
|
|
|
|
2024/3/31 |
船籍港変更と搭載人員 |
|
船籍港を横浜から西伊豆に変更登録をし、検査証書も届いた。然しながら限定沿海での最大とう載人員8名の部分の航行水域は変更されずに横浜の時のままである。この部分を下田を中心とする水域に変更するには、書換申請が必要となる。
但し、沿海区域の4名で考えれば問題はまったく無いし、大勢で乗る必要性も感じないので当面はこのままにして置くつもりである。したがって、GW中のセーリング計画は4名迄となる。 |
|
|
|
|
2024/3/31
|
齢を重ねて |
|
先日の廻航だが、前日に寝汗で眠れずに当日を迎え、且つシングルハンドなので、周りに他船が居ないことを確認できれば一瞬の仮眠は出来るが、目を閉じ体を休める程度といったところである。また酔いで内容物は全て吐き出し、水以外一切口にして居なかったので、当然として体力は落ち疲労は蓄積する。
今回、一昼夜程度のものだが、それでも廻航後数日間は体の不調を感じた。この不調、加齢によるものかは自身はかることはできないが、まぁこんなものと思っている。加齢を理由に七十歳になったからと言って、船を止める理由にはならないと思っている。
日々走ることが好きで長年ジョギングを続けてきた。レース志向では全く無いが、それでも100㌔マラソンには8度出場し、8度とも制限時間内に完走している。ジョギングは、海に出た時に必要な持久力維持の為に始めたものであるが、確かに加齢でスピードや瞬発力は落ちたもののあまり持久力は落ちていないような気がする。
年を重ねて一番感ずること、それは社会に対する違和感である。特に新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、Webを含めたメディアであり、それに追従し、一喜一憂する所謂社会に従順な一般のそれも善良な普通の人達等々..
その違和感の中に音楽もある。昔聞けた歌謡曲が自身受け付けなくなって来ているというものである。歌手の名を出すと一番にサザンが上がる。一曲は聞ける。立て続けに聞かされると饅頭を何個も食べた様な状態になり、もう結構と体が反応する。あと小田和正、コンサートをまだ続けているようだが、80歳近くになり、今でも昔のピュアなお気持ちで御歌い続けてるかと思うともう聞けない。
|
|
|
|
|
2024/3/23 |
西伊豆安良里廻航 |
|
21日の10時過ぎに横浜市民ハーバーを出航し、翌日の13時過ぎに「安良里」に入港した。約100哩27時間のハードな廻航。22日の未明、やはり畏怖していた「神子元島」海域で当たり前というか時化に合い、春の寒さも相まって強烈な叱咤を海から頂戴した次第である。(廻航の詳細は「Cruising Record」に掲載)
実の事を言うと、年末に安良里へ行くことを決めた後、たかだか一昼夜程度の廻航と言えども、エンジンの入念な整備、航海灯や航海計器の点検、海図や水路誌の用意、燃料の補給、ヘッドライトの点検や電池1本に至るまでこの3か月ほど船の状態に気を遣い、気象・海況の頃合いを計り、尚且つ春の神子元島を感じつつ廻航前夜を迎え、自律神経から来るものかもしれないが、前日は寝汗をかいて眠れずに一夜を過ごした。
自分自身は表面的には落ち着き淡々としていたし、意識していた訳では無いと思うが、内面の奥深い部分で春の海に対して恐怖を感じて居たのかもしれない..
これがどうも奥底の偽らざる自分自身の様である。
今後は、安良里をホームフィールドに駿河湾はもちろんの事、紀伊半島も視野に "体力と命が続く限り" 活動して行くつもりである。
|
|
|
|
|
2024/3/20 |
明日廻航 |
|
この時期暖かい日もあったりするが、早春の海は時化が多く、荒れた日々が続く。100哩程度の廻航だが、途中何処かのハーバーにでも寄らない限り、風にもよるものの夜間航行が必須で、ある程度モチベーションも上げる必要がある。
今日20日も関東海域に「海上暴風警報」が出ていて南西の風が強い。21日には低気圧は、東の海上で勢力を増しそうだが、天候は回復傾向で、風は北西に変わりそうである。この風を利用し、取り敢えず私が畏怖する伊豆半島南端「神子元島」沖へ向け、出航することにする。
昨年末、衝動が身体を貫き、安良里に行くことを決めた後、船体強度に灘があり完璧ではない船をそれなりにこつこつとメンテをしてきて、船の状態は購入後一番良い状態であると思う。あとは私の膂力と直観力である。
(20日天気図)
|
|
|
|
|
2024/3/16 |
西伊豆安良里へ |
|
安良里マリーナとの係留契約も完了し、コンビナートに囲まれた寂寥感が漂う根岸から、西伊豆の樹影濃き入り江に移動することになりました。今月末迄には、根岸から安良里まで約100哩の廻航を致します。
廻航が完了しましたら、詳細は報告します。
|
|
|
|
|
2024/1/4 |
新年明けましておめでとうございます |
|
新年早々も地獄の沙汰に事欠かない.. 能登と羽田は正に地獄絵図である。
この無常の世界で暫く船の活動を休止してましたが、心の変化と言いますか、胸中の温気がぬくんできて、永劫流謫に海をさまよえと申しておりますので、先ず当該HPを再開することにしました。
現在、根岸の横浜市民ヨットハーバーに係留中の船を少しでも豊潤な海に浮かべてあげたいと思い色々と画策中です。年末には西伊豆の安良里に海を見に行って来ました。(ビデオ)
また報告します。
|
|
|
|